目的や目標を達成するために、
私たちは戦略を考えます。
しかし、その前に明確にしなければならない課題が二つ。
一つは、目標を達成するために乗り越えなければならない課題。
もう一つは、現在の経営や事業運営に存在している課題です。
戦略とは、この二つの課題を明確にし、
その解決策を考えることから始まります。
ムーンショットのような壮大な目標を掲げ、
その実現方法を考えること自体は決して悪いことではありません。
しかし、その過程で想定される課題や、
組織が抱える本質的な問題から目を背けてはいけません。
気持ちを強く持てるように
ポジティブな思考は経営において大切です。
ただし、根本課題が解決されないまま進み続ければ、
どこかで必ず苦しくなります。
そして苦しい状況に陥ったとき、
過去の意思決定や問題を認めることができず、
さらに目を背け続ける悪循環に入ってしまうことがあります。
戦略を策定する上で
もう一つ大切なこと。
それは、目的や目標に向かう道のりを客観的に選ぶことです。
どの道が最も少ないリソースで進めるのか。
どの道が最も効率的なのか。
どの道が最も早く目的地に到達できるのか。
これが、簡単なようで難しい。
なぜなら、
これまで蓋をしてきた課題や問題の原因と向き合わなければならないからです。
そして、自分たちが考えた戦略が本当に最短ルートなのかを、
何度も疑い、考え抜かなければならないからです。
戦略とは、理想を語ることではありません。
課題から目を背けず、
限られたリソースの中で最も成果につながる道を選び続けることです。